農村文化ゼミナールの歩み

平成9(1997)年 8月2日(土)
川西町ダリア会館


 第10回 農村文化ゼミナール
     テーマ「星と人問の民俗学」
                     主催  財団法人農村文化研究所   主管  川西町文化財保護協会
                     後援   川西町・川西町教育委員会  協力  川西町観光協会

基調講演 「星と人間の民俗学」 佐野 賢治氏 (筑波大学助教授)
シンポジウム 武田  正氏 (山形女子短期大学教授)
星  寛治氏 (詩人)
井上 俊雄氏 (飯豊町森林組合長)
角屋由美子氏 (米沢市立上杉博物館学芸員)

へ一ルボップ彗星が北西の夜空の輝いていたのは3月も末のことでした。再び姿を現すのは2400年後のことと言います。昔のひとは彗星(ほうきぼし)が現れると、天地に異変が起きる予兆としてとらえ、不安をかき立てられました。夜空に輝く星は、未来を予見するものとして占星術が発達し、私たちの日常を司る暦はもちろんのこと、今も行われてる庚申講など、古代からの慣習・信仰は、星や月、太陽といった天体の運行をもとにして考えられたものが少なくありません。
第1回の農村文化ゼミナールは、1988年(昭和63年)、『祭り』をテーマに、川西町を会場にして盛大に開催されました。その後置賜の各市町持ち回りで開かれ、川西町では今回が3回目となり、標記のテーマで開催致します。星は人問の未来を秘めて、今夜も輝き続けております。夏の1日、どうかお誘いあわせご参加ください。

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