- 第25回 農村文化ゼミナール
- テーマ “おきたま”の風土と米沢気質(かたぎ)
- 平成24(2012)年 8月4日(土)
- ゼミナール 伝国の杜
- 交流会 上杉城史苑
- 主催 財団法人 農村文化研究所・置賜民俗資料館
- 後援 米沢市教育委員会 川西町文化財保護協会 置賜民俗学会
- 基調講演 「“ウソ”の効用――“テンツコキ”と“ソンピン”」 佐野 賢治氏 (神奈川大学教授・日本常民文化研究所所長)
- 話題提供 「川から見た置賜の風土」 保科 友希恵(神奈川大学大学院)
- パネルディスカッション
- パネラー
- 「会津と米沢-維新余話」 佐々木長生 (福島県立博物館)
- 「米沢弁がかもす情景」 梅津 幸保 (置賜民俗学会)
- 「東北南部の風土」 原 淳一郎 (米沢女子短大)
- 「米沢における武士の屋敷内利用」 渡辺 理絵 (山形大学準教授)
- パネラー
- 質疑応答
- 司 会 岩鼻 通明 (山形大学)
- 総合司会 遠藤 宏三 (農村文化研究所)
東日本大震災を機に世の中は大きく変わってきました。その一方、将来展望を切り開く道筋は描ききれていません。
当ゼミナールでは昨年から、自然・カミ・人の三位一体の関係性の中で持続的社会を形成していくモデルをこの置賜地方から提示、発信し、置賜を日本のアルカディア、“代表的日本地域”にしようとの企画を始めています。これは内村鑑三が“代表的日本人”として上杉鷹山を取り上げたことに通じるものと思います。
その流れの中で、今年は、四方を山に囲まれ、雪深い盆地で長年米づくりに従事し培われた置賜・米沢人の気質に焦点を当て、「気候風土」「城下と在郷」「方言と昔話」などさまざまな角度から、また内なる目からだけではなく外なる目から見た米沢人の自画像と他者像を考える機会にしたいと考えています。
お盆を前にして何かと気ぜわしい時節ですが、ご参会をお待ち申し上げます。