農村文化ゼミナールの歩み

平成17(2005)年 8月26日(日)
川西町中央公民会視聴覚室


 第18回 農村文化ゼミナール
    テーマ「山姥の遠吠え―女性と子どもの戦後史」」
                             主催  財団法人農村文化研究所 
                             共催  川西町文化財保護協会  

基調講演 「山姥の遠吠え―女性と子どもの戦後史」
佐野 賢治氏 (神奈川大学日本常民文化研究所所長)
パネルディスカッション
「豊穣と快楽―日本女性史研究の新視覚」
ウィリアム・リムゼー氏 (アメリカ・カンザス大学助教授)
「新『木綿以前のこと』―女性と生活改善」
宮内 貴久氏 (御茶ノ水女子大学助教授)
「山姥の力一女の霊力と家の神」
武田  正氏 (山形女子短期大学教授)

農村文化ゼミナールは鬼面川畔に立つ農村文化研究所を拠点に始められました。故・遠藤太郎先生が生涯をかけて収集した民具約15,000点の整理に、東京教育大学(現筑波大)の学生諸氏が、昭和45年から毎年夏、汗を流したのです。諸氏の置賜訪問はその後も続き、やがて大学や研究機関、あるいは博物館に籍を置くようになった諸氏を囲んで、民俗学研究の一端を聴こうではないか、というのがこのゼミの始まりです。
第1回は昭和62年川西町の農改センターで「祭り」をテーマとして開催されました。以後置賜各市町で順次開催されましたが、川西町が町制50周年を迎えた今年、テーマは「女性史」です。男女共同参画社会は現代の課題ではありますが、そのさらなる実現のために戦後史の検証は不可欠です。多くの方々のご参加をお待ちいたします。


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