東日本大震災を機に世の中は大きく変わってきました。その一方、将来展望を切り開く道筋は描ききれていません。
当ゼミナールでは昨年から、自然・カミ・人の三位一体の関係性の中で持続的社会を形成していくモデルをこの置賜地方から提示、発信し、置賜を日本のアルカディア、“代表的日本地域”にしようとの企画を始めています。これは内村鑑三が“代表的日本人”として上杉鷹山を取り上げたことに通じるものと思います。
その流れの中で、今年は、四方を山に囲まれ、雪深い盆地で長年米づくりに従事し培われた置賜・米沢人の気質に焦点を当て、「気候風土」「城下と在郷」「方言と昔話」などさまざまな角度から、また内なる目からだけではなく外なる目から見た米沢人の自画像と他者像を考える機会にしたいと考えています。
お盆を前にして何かと気ぜわしい時節ですが、ご参会をお待ち申し上げます。
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