第29回 農村文化ゼミナールにご参加頂き誠に有り難うございました。
今年度は、米沢の手仕事ということで、普段は、聞くことの出来ない充実した
内容だったと思います。特に、現代の職人の抱える問題と、これからの事に関しては、
私たちの生活にも密着する問題かと感じました。
例えば、インターネットによる発信。インターネットは便利である反面、消費者と密接になりすぎる点が
問題になります。細かい注文を受けても、製作が追いつかなかったり、すぐに返信を求められたりすると、
手仕事が止まってしまいます。web担当が所属していれば別でしょうが、職人一人で作業している
工房では限界があります。私たちの生活でも、発信することが会社等で重要視されますが、Web担当がいて
初めて成り立ちます。Web担当も職人です。
現代に密着した仕事をすることがいかに大切か。また、インターネットの発信と手作業のバランスを
いかに取っていくか。職人をまとめるようなweb会社があってもよいのかも知れません。