【イベント】『カタコト英会話』開催のご案内

『カタコト英会話』のご案内

グローバル化インターネット化の時代、政治、経済、文化、科学、スポーツなど世界中のあらゆる情報が英語を用いて瞬時に共有されています。したがって、この流れに対処するには英語力は不可欠です。実用英語(通じる英語)をいかにして身につければいいのか、英語を学んでいる方、英語の教育に関心のある方もいっしょに考えてみませんか。

日  時  平成28年9月18日(日)

講 演    午後2時~4時

芋煮会    午後5時~7時

場  所  公益財団法人農村文化研究所 置賜民俗資料館

(米沢市六郷町西藤泉71-32  ℡37-5362)

会 費  講 演 無料

芋煮会 参加費2000円(※要予約 申込 農文研、または遠藤37-5175まで)

講 演

“誰でも英語は話せます&英語でおもてなし”

Hospitality &“Everybody can Speak English”

(2020年東京オリンピックに向けて)

講 師

Main Speaker  江部 孝(えべ たかし)

○講話要旨

今や世界中のあらゆる情報は、英語で発信されている。つまり、政治、経済はもとより、文化、科学、スポーツ等すべての事象が、全地球規模で瞬時に流れる。我々は、この現実にどの様に対処したらベターかを考えなければならない。

○講師紹介

江部 孝(えべ たかし) 昭和15年(1940年)東京生まれ。東京大空襲の直前に米沢に疎開。南部小、米沢2中、米沢興譲館高校を経て昭和36年、拓殖大学商学部国際貿易学科(特待生)入学。その間、第18回東京オリンピックで学生通訳を務める。同40年、オランダ王立アムステルダム大学大学院に留学、その後ニューヨークに移住し、以来45余年、レストラン経営等を経て現在にいたる。この間、2人の子供を現地で教育した(現在、長女の夫はN.Y.州警察省、長男はN.Y. 市消防庁に勤めている)豊富な経験・体験をもとに“日米の教育の違い”“日本の英語教育の在り方”などについて提言を行っている。先祖は上杉家臣団。

 

「カタコト英会話」特別一日塾で講義

米沢興譲館高校出身で、現在ニューヨークに在住している江部孝さんが、平成26年9月21日、米沢市にある公益財団法人農村文化研究所を会場に、通じる英語をいかに身につけるかをテーマに「カタコト英会話」特別一日塾で講義を行いました。小・中・高校生と一般を対象とした2部構成であわせて約60人が参加しました。

江部さんは、「日本人は中学・高校で長時間英語教育を受けているにもかかわらず、英語を話すことでは(世界で)日本が一番遅れています」と述べ、その原因としては「英語を話せる先生が少ない」「日本人は内気で間違いを恥じる」と解説しました。一方、アメリカでは「間違っても結論に至る過程を大事にし、個性を伸ばす教育が行われている」ことから、生徒が登校拒否になることがなく、多くのノーベル賞受賞者の輩出にもつながっていると話しました。

「言葉はコミュニケーションの道具であり、文法や発音は忘れて楽しみながら英会話にトライしてください」、「日本人の頭の中には、無意識に1000語程度の英単語が入っていますので、カタコト英会話はすぐにできます」と話しました。覚える単語は「easy・short・simple」(簡単・短い・単純)なものだけでよく、英会話上達のためには「little by little・step by step・day by day」(少しずつ・一歩ずつ・毎日毎日)の行動が重要であると述べ、「一日3分から5分間、大きな声で知っている英単語を発音してみてください。3ヶ月目くらいから、きっと英語がおもしろくなるはずです」とアドバイスをしました。

講義の最後には質疑応答が行われ、参加した小学生などから英語の勉強法についての質問が寄せられ、江部さんは「英会話は勉強ではありません。米沢弁が話せれば絶対に英語も話せます」と強調していました。ニューヨーク在住45年となる江部さんのユーモアを交えた講義に、参加者は終始和やかな雰囲気に包まれていました。

米沢日報記事2015年1月10日13:35配信)

地元米沢以外の主な講演

・宮城県石巻市(日、英語にて)

・富山県富山市(All English)

・広島県広島市(日、英語にて)

・愛知県一宮市